· 

みんなの一歩 ななにんめ 〜内田 康一さん〜

こんにちは!鹿児島県共生・協働センター、通称ココラボの情報発信を担当しておりますパッションです!

 

ココラボでは『みんなの一歩』と題して、鹿児島県内で活動をされている方に活動の経緯や活動に対する想いなどを記事にまとめて、ココラボに入って左手すぐの壁際に展示しています。

 

ななにんめとなる今回は鹿児島市谷山で、コミュニティ協議会の副会長をされている方にインタビューしました。どんな想いで活動されているのか、そもそも最初の小さな一歩は何だったのか、どうやって一歩を踏み出していったのかなど、たくさんの話を聞くことができました。

 

皆さんに、鹿児島でとても素敵な取り組みをされている方を知ってもらうとともに、皆さんの活動を始める小さな後押しになると嬉しいです。

みんなの一歩とは?

鹿児島県内には、多種多様な方々が様々な活動をされています。そしてその活動に至るまでの過程も様々です。

そこで『みんなの一歩』では、鹿児島県内で活動をされている方がどんな想いで活動をしていて、その活動を始めるそもそもの最初の一歩は何だったのかをインタビューしていきます。

 

みんなの一歩が、皆さんの活動を始める一歩の小さな後押しになるように、そんな想いで始めました。


みんなの一歩 ななにんめ

内田 康一 さん 谷山ふるさとコミュニティ協議会副会長

ープロフィールー

1961年鹿児島市生まれ。2022年3月に鹿児島県庁を定年退職後、同年4月から、かごしま県民交流センター県民交流課に勤務。

二女が谷山小学校在籍中、吹奏楽部に入部したことをきっかけに、保護者でバンドを結成し、地元高校主催の音楽祭に賛助出演するなど、積極的に「学校・地域の行事」・「まちづくり」に参加することとなった。その後、谷山中学校PTA会長、谷山校区あいご主事、谷山校区公民館運営審議会運営委員などを経て、2015年に発足した「谷山ふるさとコミュニティ協議会(通称「谷山ふるコミ」)」では発足時から副会長を務める。

 

谷山ふるさとコミュニティ協議会とは?

2015(平成27)年8月に発足。鹿児島市谷山地区において、地域の幅広い団体等の参画により、活力ある地域づくりに向けた取組を円滑に進めるために設立。「第1期谷山ふるさとコミュニティプラン」を継承・発展させ、谷山地区に暮らす人々が今の時代にふさわしい暮らしやすさを実現していくために、「第2期谷山ふるさとコミュニティプラン」を策定。協議会のスローガンである『心豊かに暮らせるまち魅力あふれるまち谷山』を実現するための取組を進めている。

 

谷山ふるさとコミュニティ協議会HP

 

活動内容の写真

上段左:おはら祭夜まつりに谷じぃも参加(谷じぃプロジェクト)

上段右:谷山ふるさと祭に谷山ふるコミ踊り連として参加(谷じぃプロジェクト)

下段左:「こやんと農園」で大人も子どもも一緒にさつまいもの苗植え(谷山ふるさと自然体験塾)

下段右:谷山の未来を真剣に議論(ユースミーティング谷山)


パッション:

谷山ふるさとコミュニティ協議会の活動はいつからされているんですか?

 

内田さん:

2015年8月にコミュニティ協議会が発足したのですが、その前は谷山校区公民館運営審議会という組織がありました。元々はそこで、運営委員として活動していました。そして、鹿児島市が地域ごとのコミュニティ協議会をつくっていくということになった際、当時の審議会会長から、新たなコミュニティ協議会の副会長を担ってほしいと言われたので、コミュニティ協議会発足当時から副会長として関わっています。

 

パッション:

そうだったんですね。地域に関わっていく最初のきっかけってありましたか?

 

内田さん:

25年ほど前に、子どもが小学校の吹奏楽部に入部した際、「子どもと同じ楽器を演奏しよう」と保護者で吹奏楽バンドを結成したんですが、そのまとめ役を担ったのが最初の一歩だったかもしれません。そこからは、誰か中学校のPTA会長に良い人はいないかということで話がきて、PTA会長を務めることにもなりました。

 

パッション:

組織を動かしていく所をやっていきたいというのがあったりするんですか?

 

内田さん:

そうですね、多くの人たちをゆるく結びつけて、そこに向かっていくようにプロデュースするのが面白いと思っています。いかに楽しんでもらうかとか、ホームページなどを活用していかに効果的に発信するかを考えるのも面白いですね。

 

パッション:

その立場に立とうと思ったきっかけって何だったんですか?

 

内田さん:

私は公務員という仕事を長く続けてきましたが、公務員というのは、企画立案的な部分についてはオールマイティだと思っています。企画、商工、男女共同参画、土木、農政など、様々な分野の仕事をしてきましたが、その過程において、知事・副知事をはじめ、議会や地域の皆さんにご理解いただくにはどのように説明を尽くすべきか、といった場面が日常的にあり、結果として、プロデュース力や企画力は自然と身についていると思うんです。そういった部分で地域活動に活かせることが多々あるということが分かったので、その素養を活用して、地域の皆さんに恩返ししたいなと思うようになったというのがあります。

 

パッション:

そういう思いがあったんですね。谷山ふるさとコミュニティ協議会としてはどんな活動を目指しているんですか?

 

内田さん:

『心豊かに暮らせるまち、魅力あふれるまち谷山』をスローガンに掲げて、『楽しさの場づくり』、『参画の場づくり』、『会話の場づくり』、『共有の場づくり』という4つの場づくりをテーマにして活動しています。また、理想の未来に向けたまちづくりの目標として、『人がつながり声をかけあう笑顔とやさしさのまち、自然と伝統が活きづくみんなが夢を描けるまち』を目指しています。

 

パッション:

具体的にはどんな活動をされているんですか?

 

内田さん:

イベントを開催して、子どもから高齢者まで様々な人が関わることで地域に新たな可能性とゆるやかなつながりを生むきっかけをつくったり、一人ひとりの理想を語り合う場をつくったり、ホームページやSNSで谷山の様々な情報を発信・共有したりしています。

 

パッション:

活動されている中で、大事にされていることなどありますか?

 

内田さん:

『ゆるやかなつながり』ですね。谷山ふるさとコミュニティ協議会の活動は、まちづくりといっても、県や市を動かしたりするような考えで行っているものではありません。住民の心の中には、日々の暮らしがより快適であってほしい、以前のような住民同士のつながりがあったほうが良い、住民同士の直接的なつながりはなくても、支え合っている、助け合っていると感じることのできる気持ちが大切だ、など様々な思いがあると思います。そういう人たちのために、それぞれの人たちが持っている力を発揮して、まちづくりのあるべき姿を自ら模索していくということに対して、なんらかのメッセージを発信できれば良いなと思います。

 

パッション:

あくまでもゆるく、楽しくということですね。

 

内田さん:

イベントを通して、様々な所属、年代、性別といった垣根を越えた人たちが、自分の意志で活動することができる場をつくり、そういった人との関わりを、親密にしたいという人は親密にして、ゆるくしたいという人はゆるくするという色々な選択肢を提供したいと考えています。そうすることによって、イベントに参加すればいつも楽しいし、誰かと出会えたり、自然や文化を身近に感じることができる。谷山ふるさとコミュニティ協議会の活動にはそういう面があるというのを多くの人たちに感じてもらえるようにしていきたいです。

 

パッション:

これからの活動でどうしていきたいというのはありますか?

 

内田さん:

第2期のプランの実現が理想のまちづくりに近づいていくことになるので、着実に実施していきたいと思っています。そのほかでは、関係人口を増やしていきたい。谷山校区、谷山地区の人たちだけを参加者として限定する必要はありません。例えば、校区外や市外に引っ越したとしても、その人が休みの時間を使って谷山に来て、谷山で活動したいという気持ちがあれば、ずっと谷山ふるさとコミュニティ協議会の運営委員を続けてもらっています。そういうことを続けることで谷山ファン、谷山ふるコミファンをつくっていきたいです。

 

パッション:

住んでみて分かること、外から見て分かることがありますもんね。

 

内田さん:

そうですね、外から見た意見を谷山のまちづくりに活かしてもらうという視点も大事だと言えるので、今後も関係人口を大事にしながらまちづくりを行っていきたいです。

 

パッション:

現在は、関係人口を増やしていく取組みとしてどんなことをされているんですか?

 

内田さん:

ひとつの形として、『ユースミーティング谷山』があります。地域の高校生や大学生を集めて、ユースからの提案ということで第2期のプランにも盛り込みました。進学や就職をきっかけに谷山を離れる人も多いですが、住む場所は離れても気持ちは谷山に残してもらい、卒業後も谷山に関わってくれることを期待するし、谷山ファン、谷山ふるコミファンとして何らかの形で参画してくれれば良いなと思います。その関係人口の掘り起こしや手放さない仕組みづくりを行っています。

 

パッション:

ものすごく大事なことですね。最後に今から何か踏み出そうとしている人に一言お願いします!

 

内田さん:

自分のできる範囲での活動でいいんだというゆるい気持ちで最初の一歩を踏み出してもらいたいと思います。強要はしないし、無理する必要もないから、「できる時に」、「できること」をやってほしいと思います。同じ公務員に対するメッセージとしては、公務員として働く中で、コミュニティ能力、企画力といったオールマイティさは自然と身についているので、なんら恐れることはないと思いますし、公務員として育ててもらった恩返しとして地域活動にも積極的に取り組んでもらいたいと思います。

 


おわりに

内田さんとのインタビューを通して、谷山ふるさとコミュニティ協議会のようにゆるやかなつながりの場が地域にあることは、とても素敵だと思いました。内田さんのこれまでのご経験が、内田さんだからこそできる活動の在り方や取組みに繋がっているんだなと感じました。今後の内田さんや谷山の取り組みが楽しみです!

 

また、谷山ふるさとコミュニティ協議会のホームページは、ハイクオリティで素敵なサイトですが、内田さんが制作・更新されているとのこと。皆さんもぜひご覧ください!

 

谷山ふるさとコミュニティ協議会のHPはこちらから!

 

コメント: 0 (ディスカッションは終了しました。)
    まだコメントはありません。