こんにちは!鹿児島県共生・協働センター「ココラボ」です!^_^
2025年12月10日、カクイックス交流センターにて「事業報告書のミカタ・カキカタ講座」を開催しました。
NPO法人にとって、毎年作成が必要となる事業報告書。
しかし実際には、
・「何を書けばいいのか分からない」
・「とりあえず提出するだけになっている」
・「会計書類との関係がよく分からない」
といった声も少なくありません。
今回の講座では、
“義務としての書類作成”から一歩進んで、団体の信頼を育てる報告書へという視点から、事業報告書の見方と書き方を学びました。
当日はNPO法人や市民活動団体の関係者など15名が参加し、講義に加えてワークやグループでの意見交換も行いながら理解を深めました。
事業報告書は「団体の履歴書」
講座の冒頭では、
「事業報告書とは何のためにあるのか?」という基本から整理しました。
事業報告書は、行政への提出義務がある
・団体の活動に興味を持っている人
・助成財団
・寄付者
・金融機関
など、多くの人が目にする可能性のある重要な資料です。
講座では、事業報告書を「団体の履歴書」と表現し、過去の実績が未来の信頼や協働につながることが説明されました。
一方で、内容が曖昧だったり整合性が取れていなかったりすると、団体の信頼を損なう可能性もあることが説明され、参加者の皆さんも真剣な表情で耳を傾けていました。
「信頼される報告書」にする3つのポイント
講座では、事業報告書を書くうえで大切なポイントとして次の3つが紹介されました。
①数字を入れる
いつ・どこで・何回・何人が参加したのかなど、具体的な数字で示す。
②事実を書く
「楽しかった」「盛り上がった」といった主観ではなく、アンケート結果などの客観的な情報を用いる。
③成果を書く
活動によってどんな変化が起きたのかを伝える。
ワークでは、今まで見た(またはやってしまった)『イケてない報告書』の特徴を付箋に書いたり、
実際の例文を使って、「どこが不十分な報告書なのか」を参加者同士で考え、より伝わる文章へと書き直す演習も行いました。
会計書類との関係も理解
後半では、事業報告書と一緒に提出する会計書類についても解説がありました。
・活動計算書
・貸借対照表
・財産目録
・役員名簿
・社員名簿
など、提出書類の全体像を整理しながら、それぞれの役割やチェックポイントを学びました。
特に、文章(事業報告書)と数字(会計書類)の整合性が重要であることが強調され、実際の事例をもとに「どこに矛盾があるか」を探すワークも行われました。
参加者からは、
「これまで数字と文章を別々に考えていた」
「読み手の視点で書くことの大切さが分かった」
といった声が聞かれました。
報告書は”提出して終わり”ではない
講座の最後には、事業報告書をさらに活用する考え方として、アニュアルレポートの紹介もありました。
行政に提出する事業報告書を素材として、写真やストーリーを加えることで、
・支援者
・寄付者
・地域の人たち
に活動を伝える広報ツールとして活用することもできます。
事業報告書は、単なる書類ではなく、団体の活動や想いを伝える大切なコミュニケーションツールでもあります。
信頼を育てる報告書へ
今回の講座では、事業報告書の基本的な考え方から具体的な書き方まで、ワークを交えながら実践的に学ぶ時間となりました。
事業報告書を作成することは、団体の活動を振り返り、次の一歩を考える機会にもなります。
ココラボでは今後も、NPOや市民活動団体の皆さんが活動を継続・発展していくための学びの場づくりを続けていきます。
