みなさんこんにちは!
鹿児島県共生・協働センターココラボです!^^
今年度ココラボでは、鹿児島の共生・協働を考える「テーマ別トークセッション」ということで、鹿児島県内で活動するゲストをお迎えし、トークセッション形式で様々なテーマについて語り合っていただく機会をつくっています。
第2回は、『地域と”健康・安心”の共生・協働』をテーマに、玉井妙さん(看護師・コミュニティナース)と能勢佳子さん(肝付町役場/保健師)をゲストにお呼びしました。それぞれがどのように活動し、そのなかでどんなことを大切にしているか、感じている手ごたえや課題に対する向き合い方など、参加者からの質問も受け付けながらテーマについて深堀りをしていきました。
今回お迎えするゲスト、能勢さんは保健師であり3人の子どもを持つお母さん。玉井さんは看護師として働く傍らコミュニティナースという活動にも取り組む1児のお母さん。今回の大きなテーマは「健康・安心」。サブタイトルは「助け合いの壁」です。ゲストのお二人と同じく地域活動に取り組むファシリテーターが一緒になってトークを繰り広げていきました。
お互いさまの気持ちをもって、助け合いましょう、とは言いますが、そう言ってる自分自身が"助けて"を発することができているだろうか。私たちが大切にしている共生・協働という考え方の根底にも触れるテーマです。保健師さん、看護師さん、そしてコミュニティ活動を実際に取り組む皆さんから生の声を聴いていきました。
それでは、当日の様子を一部ご紹介します。
目次
1、開催概要
2、ゲスト紹介
3、トークセッション
4、質疑応答
5、次回案内
1、開催概要
①日時:8月21日(日)10:00〜12:30
②場所:ZOOM(※コロナ感染拡大防止のためオンライン開催となりました。)
③人数:参加者12名
④ゲスト:《玉井 妙さん(看護師・コミュニティナース)》
《能勢 佳子さん(肝付町役場 保健師)》
⑤ファシリテーター(司会者):《北村 涼子さん(保育士)》
⑥内容:-オープニング
-ゲスト2名による取組紹介
-感想共有
-トークセッション「助け合いの壁」「官と民、その間をつなぐ役割」
-質疑応答
-クロージング
2、ゲスト紹介
まずはじめに、ファシリテーター(司会者)北村さん、そしてゲストの能勢さんと玉井さんお二人から、自己紹介と普段の取組についてお話しいただきました。
それぞれの詳しい取組みについては、視聴用動画をご覧ください。
ファシリテーター(司会者)
《北村 涼子さん(保育士)》
姶良市在住。保育士、子育てコンシェルジュとして働きながら、2人の障害児の子育て、そして祖母の介護をしています。
自分自身が困っている時に地域の皆さんに助けてもらった経験から、地域の中に、みんなが安心して過ごせる場所を作りたいと思い、コミュニティスペースの開設に向けて準備中です。
ゲスト①
《能勢 佳子さん(肝付町役場 保健師)》
肝付町生まれ。地域包括支援センター立ち上げの主導、地域包括ケアシステム構築を推進。介護保険制度運用を切り口に地域福祉、住民活動、医療介護事業所のサポート活動を実施。肝付町地域包括支援センター保健師兼主任介護支援専門員も務める。
ゲスト②
《玉井 妙さん(看護師 コミュニティナース)》
鹿児島出身。鹿児島大学看護学科卒業後、大学病院を経て、島根県雲南市地域自主組織「躍動と安らぎの里づくり鍋山」に地域づくり応援隊兼コミュニティナースとして2 年間勤務。現在は霧島市の病院に勤務しながらコミュニティナース活動を行う。
3、トークセッション「助け合いの壁」「官と民、その間をつなぐ役割」
後半は、ゲスト2人とファシリテーター(司会者)の3人で『助け合いの壁』『官と民、その間をつなぐ役割』というテーマについて話していただきました。
地域の人や周りの人を助けたいと思っているけど、自分自身は困ったときに周囲に助けを求められているのか。助け合いには壁があり、それを解決するには勇気を出して助けを求めること、誰かを助けることで自分も助けられることになる、そんな実体験を得る機会が必要だということ。
また、官が担う役割と民の取組によって地域の現状を把握する役割があること、さらに官と民をつなげるコミュニティナースといった存在の重要性。
そんな話がトークセッション内では交わされていました。
詳しい内容は、視聴用動画をご覧ください。
4、質疑応答
トークセッションの後は、参加者の質問にお答えいただきました。
参加者からは様々な質問が投げかけられており、有意義な時間となりました。
5、今後の案内
・視聴用動画について
今回のトークセッションの開催内容は、視聴用動画として公開をしています。
・ココラボオンライン講座について
鹿児島県共生・協働センター(通称ココラボ)では、県内での地域づくりや社会課題解決に関する活動に役立つオンライン講座を開催しています。
そして第3回のテーマは、「現場で活かすファシリテーションのコツ」です。
活動の種類や状況に関わらず、多様な人を集めた話し合いやワークショップ、拠点の運営など「場づくり」に関わっている方も多いのではないでしょうか?
会議や研修・講座・ワークショップなどが、より有意義に、そして目的に沿った場になるようサポートしていく技術のことをファシリテーションと言います。進め方について悩むことも多い場づくりだからこそ、ファシリテーションの知識はすぐに現場で役立てられることも多いのです。
関心のある方はぜひご参加ください!
<内容>
●ファシリテーションの基本
●実際の現場での事例解説
●参加者同士のグループディスカッション
●質疑応答 など
<こんな人におすすめ>
●鹿児島県内で活動をされている方
●地域や団体などで場づくりをされている方
●地域づくりや課題解決に関する活動をされている方
<開催概要>
第3回ココラボオンライン講座「現場で活かすファシリテーションのコツ」
日時:9月17日(土)14時~16時半
方法:ZOOMを使ったオンライン開催
※アクセス先情報はお申し込みの方のみへメールでご案内します。
対象者:鹿児島県内の地域づくりや課題解決に関わる活動をされている方
定員:20名
申し込み〆切:9/14(水)
申し込みフォーム:https://tinyurl.com/24tzqeq9
講師:
一般社団法人テンラボ
代表理事
伊達 あすみ
鹿児島市出身。鹿児島国際大学在学中からファシリテーションや地域づくりの活動をはじめ、
卒業後は県内の地域づくり事業を行う一般社団法人鹿児島天文館総合研究所Ten-Labにて
ディレクター・事務局長を経験。
2015年から出水市の本町通り商店街を盛り上げるべく外から関わり、
2019年5月に本格移住。商店街とヒトをつなぐカフェ&チャレンジスペースとして『すみとカフェ』をオープン。
週の半分は鹿児島市内、半分は出水という2拠点生活を実践中。
また2022年4月に一般社団法人テンラボ 代表理事に就任し、県内の地域づくりに関する場の設計や
ファシリテーション、共生・協働に関する活動支援事業などを行っている。
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